木材加工の最近のブログ記事

丸のこ盤...テーブル上を板材が滑っていくので,押さえると滑りにくくなり,手をゆるめると材料が左右方向に動いて危険である。

改善...スライドテーブルを取り付けて,そのうえに材料を置くようにする。つまり,簡易型の横ひき盤にする。
材料...板材   15mm×50mm×600mm
    しな合板 5mm×250mm×600mm(大きさは各自の好みで・・・)
  1. 図のようにL型に組み立てる(接着剤使用)
  2. 裏に「敷居滑り」を2,3本,縦に貼る
  3. 横引き定規を正確に90度に合わせ,しっかり固定する。
  4. スライドテーブルを横引き定規にねじ止めする。Cクランプで止めても良い。鋸刃の位置が右から100mm程度にする
  5. そのまま,丸のこ盤で切り,のこ刃が通る溝を作る。 nokoban.gif
 

 生徒は握力が少ないため,材料の固定が難しい。そこで練習ではCクランプで固定し,のこびき方法の改善に集中させる。(ゴムが付いているものか端材をはさんで板に傷が入らないように・・)

生徒が練習中にデジタルカメラで姿勢などを撮影し,すぐにテレビで見せて,悪い点を指摘する。
自分たちの姿を他人の視点から見れるため改善点が明確になる。

無理な姿勢...のこ身が曲がりやすい
24.jpg

カンナの刃などを研いでいないと,切れ味が悪く,仕事になりませんね。
今回はとぎかたについては述べませんが,あなたのお持ちの砥石は平らですか。
平らでない砥石で研ぐと,当然刃先も丸くなります。
私の砥石の整備方法を述べます。(あくまで私の方法です)

まず,私が平生使っている砥石は下記の通りです。(名称は通称です)
刃裏用...鉄板と金剛砂
荒研ぎ用...GC(緑色の柔らかい砥石です)
中研ぎ用...キングの1000番(茶色のどこにでも売っているもの)
仕上げ用...天然砥石(3万ほどしましたが・・,とぎ汁を出すための「名倉」も必要ですね)
かまなど用...金剛砥(比較的堅い黒い砥石)
砥石の整備用...コンクリートブロック
はさみやバイト用...ダイヤモンド砥石とダイヤモンドラップ

砥石の表面の整え方
基本的には「同じ種類の砥石,または一つ荒い砥石で削る」
仕上げの天然とは名倉で直す
中研ぎ用は日頃は同じものでします。が大きな修正は金剛砥を使っています。
荒研ぎ用は金剛砥を使っています。大きな修正はブロックです
金剛砥はブロックで削ります。
ブロックはもう一つのブロックと砂場の砂です。

錐の研ぎ方

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錐は先が細いので研ぎにくい。
下手にグラインダに当てると断面の四角が変な形になったり,熱で焼きが戻ったりします。
まず正確に90度ずつ回しながら固定するためにジグを作りましょう。
砥石はCCでなくGCを使いましょう。砥石の色が薄い青色の砥石です。
仕上げはダイアモンドラッパで軽く当たると簡単です。

kiri.gif

刷毛は使用後どのようにされていますか。
シンナーで洗って,放置すると刷毛が「ばりばり」になります。
シンナーに付けておくと,刷毛の上の方まで「じとじと」になってしまいます。

私の片づけ方
  1. 塗装に使ったボールの中で,シンナーで洗う。そのシンナーは塗料に混ぜてしまう。
  2. 再度シンナーで洗う。そのシンナーは別のかんに保管し,次回の塗装時に使用する。
  3. しっかり振ったり,新聞紙でしごくなどしてシンナーをなるべく取る。
  4. 台所用中性洗剤を,原液のまま刷毛の毛にしっかりしみ込ませる
  5. 湯沸かし器の湯(さわれないくらい熱い熱湯)で流しながら流しの底で洗う。白い液が出てくる。
  6. 白い液が出なくなるまで5を繰り返す。
  7. 最後は湯だけで洗い,乾かす。
  8. 乾いたら,ほこりがしない棚に片づける。

このようにすると,刷毛はいつも新品同様です。
10年でも使えますよ。
次の日に使う場合は3までして,シンナーに刷毛の先だけつかるようにしてふたをしておく。

疑問...最初は板をきちんとそろえているのに,なぜくぎを打っていくとずれるのか??
答え...かなづちの振動で板がずれる。

解決策...下穴は上の板を突き抜けるようにドリル(卓上ボール盤が良い)で開ける。
組み合わせて,一回くぎを打つとすぐに下の材料にささるため,ずれない。

kugi.gif

鉄丸くぎの規格

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JISにくぎのサイズは決まっています。

nailjis.gif一覧はこちらをご覧ください。

先細かなづち(俗に呼ぶかなづち)...手首を中心に振る
kanazuti.gifげんのう(教科書にある)...ひじを中心に振る
片手ハンマ(大ハンマ)...肩を中心に振る

中心になるところは,くぎに対する位置が,動かないように気をつける。
当然,くぎの水平方向に位置するはずですね。......これが「くぎを曲げないこつ

38mm程度のくぎまでならふつう使っているげんのうは大きすぎる。

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